全国コンクール入選!【広報さよう】で “佐用町の魅力を伝えたい”

広報さようで佐用町の魅力を伝える

令和5年全国広報コンクールにて、兵庫県佐用町が発行する情報紙「広報さよう」が3つの部門で表彰されました。

今回の記事では「広報さよう」の制作を担当される、佐用町情報政策課広報室の国広大樹係長にお話を伺いました。

目次

そもそも「全国広報コンクール」とは何?

全国広報コンクールとは、地方自治体等が発行する優秀な広報作品を表彰するコンクールのことです。

都道府県による推薦がなければ応募できない権威ある大会であり、主催は公益社団法人日本広報協会が、後援には内閣府や総務省、読売新聞社などがついている、自治体広報紙界の甲子園のような存在ですね。

「広報さよう」は、第70回兵庫県広報コンクールにおいて特選を受賞したので、全国広報コンクールにノミネートされ、合計3つの部門で表彰されました。

「広報さよう」とはどんなもの?

広報さよう(令和5年3月号)
広報さよう(令和5年4月号)
広報さよう(令和5年5月号)

「広報さよう」は、佐用町役場・広報室により発行される自治体広報紙です。広報室は、これまでは佐用町総務課が管轄していたのでが、2022年4月より、DX化推進に伴う組織改編によって新設された情報政策課内に再編されました。

私は情報政策課発足のタイミングから「広報さよう」に携わっており、各ページにQRコードを設置するといった広報紙のDX化推進や、町内で話題の内容や町民に知ってほしい情報の発信などに取り組んでいます。

補助金だとか町のお得な情報だとか、見て損はない情報を出来るだけ多く掲載しているので、ぜひ佐用町民の皆様には、毎月目を通していただければと思っています。

「広報さよう」で佐用町の魅力を伝えたい

佐用町情報政策課広報室・国広大樹係長
佐用町情報政策課広報室・国広大樹係長

私は、広報紙の編集ツールだとか写真撮影の技術だとか、広報紙作成に必要な知識は0の状態で「広報さよう」に関わり始めました。合計9日間の新任者研修に参加したことで、ある程度の知識・スキルは習得できたのですが、正直、まだまだ不十分な点ばかりだなと思っています。

ただ、“佐用町のことを知ってもらいたい” 想いは誰よりも強いと思っていて、この想いが内容企画や構成、デザイン、写真選定などに活きているのかなとも感じます。

今回の全国広報コンクールで表彰いただいたのは「姫新線」の特集なのですが、現状のままでは近いうちに「廃線」になってしまうはずです。この現状を知ってもらい、今後に繋げるために、利用の現状や住民の思いなどを、町民の協力のもと記事にしたところ、入選2席と読売新聞社賞をいただくことができました。

今回の表彰は、町民皆様の力で獲得したものなので、ぜひ誇りにしていただきたいと同時に、この街が直面している課題にも向き合っていただければ嬉しいなと思います。

またもちろん「広報さよう」では、町のポジティブな情報も数多く掲載していくので、佐用町の魅力を発見するための媒体としても活用していただけると嬉しいです。

全国広報コンクールに入選した作品紹介

令和5年の全国広報コンクールでは、「広報さよう 令和4年12月号」が、広報紙(朝鮮部)部門で『読売新聞社賞』並びに
『入選2席』を受賞、「広報さよう 令和4年7月号」が、広報写真部門で『入選』を受賞しました。

ここからは、それぞれの作品についてご紹介します。

広報紙(町村部):読売新聞社賞・入選2席 受賞

広報さよう12月号(令和4年)
広報さよう12月号(令和4年) 特集『私たちにとっての「姫新線」』

姫新線は、昭和11年に開通して以来、通学や通勤、日常生活を手助けする手段として、数多くの方に利用されてきました。

ただし、2022年4月にJR西日本が公表したデータによると「播磨新宮〜上月」間の営業損益はマイナス6億円100円を稼ぐために751円もの費用がかかることが発表されました。

とは言え、佐用高校生の7割以上が鉄道を使用して通学していることや、姫新線を利用して町外学校・企業への通学・通勤をしている方も多くいます。

かつて「鍛冶屋線」が通っていた(平成2年に廃線)多可町では、廃線直後から人口が激減し地域が一気に衰退したように、佐用町も「姫新線」が廃線することで地域経済、社会サービスが急激に衰退することは明白です。

「広報さよう 2022年12月号」では、この姫新線の現状について詳しく掲載されているので、ぜひ一度目を通してみてください。

国広大樹係長が語る特集背景と取材を通して感じたこと

着任直後のことですが、JR西日本が発表した「1日の平均利用者数2,000人未満の区間」に姫新線が含まれていました。この記事を見たときに「廃線」の言葉と「廃線により困る町民のこと」が瞬時に頭の中によぎったので、課内で話し特集を組むことに決まりました。

実際に取材にして分かったことは、学校があるといった要因から深刻視している町民がそう多くはないということです。とは言え、赤字が続けば企業としては廃線を検討せざるを得ないことは事実です。

学区編成によって町内外の学校への通学利用者が微増していたり、通勤のために姫新線を利用する方がいたりと、生活に必要な路線であることは間違いないので、町民一丸となって姫新線の維持に取り組めればと思います。

広報写真(1枚写真部):入選

今回の全国広報コンクールでは、広報写真部門でも入選を果たしました。

この写真が表彰された決め手は、「スマホ」で撮影した写真であるということ。

大きなカメラを使用すれば、子供が警戒心を持ってしまい自然な笑顔を映すことはできなかったのではと、日本広報協会により評されています。

国広さんによると、この写真以外にもスマホで撮影することは多々ある様子。高額なカメラを購入せずとも、お手持ちのスマホでも最高の瞬間を撮影できるとのことです。

「広報さよう」を読んで佐用町の魅力を感じよう!

全国広報コンクールで表彰された「広報さよう」には、佐用町の情報が数多く記されています。

今回表彰された「姫新線廃線の危機」のように、町民が向き合うべき課題もあれば、町内で開催されるイベント情報や、頑張っている人の特集など、掲載されている情報は多種多様です。

ぜひ「広報さよう」を読んでいただき、佐用町にどんな魅力があるのかを感じてみてはいかがでしょうか。

広報さようで佐用町の魅力を伝える

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