全国の料理人に選ばれる。創業100年超の醤油蔵「たつ乃屋本店」
佐用町平福地区にある「たつ乃屋本店」は、明治20年代に創業した歴史ある醤油蔵です。江戸時代、姫路と鳥取を結ぶ因幡街道随一の宿場町として栄えた平福。川沿いには今も土蔵群が立ち並び、往時の面影を残しています。その町並みに溶け込むように建つ「たつ乃屋本店」は、100年以上にわたり佐用の食文化を支え続け、今も地域に欠かせない存在です。創業者の鹿之助さんが始めた蔵は、現在5代目の船曳隆子(りゅうこ)さんが受け継いでいます。平成28年ごろに蔵を継いだ政和さんは、先代から受け継いだ製法を守りながら、佐用の暮らしに寄り添った新しい商品づくりにも挑戦しています。