「全国108の星空のまち」にも選ばれる星の都・佐用町。
今回は、日本最大級の公開望遠鏡「なゆた望遠鏡」のある、兵庫県立大学西はりま天文台についてご紹介します。
西はりま天文台ってどんなとこ?
兵庫県南西部、人口約1.5万人の街・佐用町にある「西はりま天文台」は、星空の観測や、天文学の勉強、グループでの宿泊などができる施設です。
正式名称は「兵庫県立大学 西はりま天文台」であり、兵庫県内に9つのキャンパスがある兵庫県立大学の研究機関の一部でもあります。
コロナウイルスの影響もあり2020年度の利用者数は減少しましたが、2019年度までの年間利用者総数は50,000人を超えるなど、兵庫県内外から数多くの星好きが集まる観光スポットです。
西はりま天文台の「なゆた望遠鏡」って?
西はりま天文台のシンボルとも言える「なゆた望遠鏡」は、口径2mの経緯台式の望遠鏡で、日本最大の大きさを誇ります。
また、一般人が観測できる公開望遠鏡としては世界最大級とも。
非常に高精度な光学設計と、主鏡により、眼視では約100億光年先の宇宙を見ることを実現しました。
休園日以外の9:00〜18:00まで毎日公開されており、写真撮影OK、自由に見学することが可能ですよ。
「なゆた望遠鏡」以外にも数多くの望遠鏡が楽しめる!
60cm望遠鏡は、西はりま天文台の開設以来、星空や宇宙の魅力を多くの人に伝える役割を担ってきました。
現在では、一般利用者による昼間の観望会や、研究等での利用がメインとなっています。
その他、「太陽モニター望遠鏡」や「太陽望遠鏡 キラキラとんぼ」、「上松赤外線望遠鏡」など、西はりま天文台では数多くの望遠鏡を楽しむことができます。
詳細は、兵庫県立大学西はりま天文台公式サイトから!
西はりま天文台で楽しめる「天体観測」について
- 夜間天体観測
- 昼間の星と太陽の観察会
- 貸出望遠鏡
- 星空の出前
西はりま天文台では、上述4つの方法で天体観測を楽しめます。
中でも人気なのは、「夜間天体観測」と「昼間の観察会」。
「なゆた望遠鏡」を利用して、何億光年も先で輝き、時空を渡って来た星々の光を観測する「夜間天体観測」は、宇宙の広大さと美しさに感激すること間違いなし。
また、「昼間の観察会」では、太陽や近くの惑星の躍動する姿を観察できます。
運が良ければ、太陽表面の爆発現象「フレア」を見られることもあるそうです。
ただし「夜間天体観測」は、平日は宿泊者限定、土曜日祝日は100名限定で予約必須となっていますので、予約無しで訪問してしまうことのないようお気をつけを。
※「昼間の観察会」は毎週末、祝日、春・夏休み、大型連休などの午後に開催。13:30~と15:30~の二部構成となっています。
西はりま天文台の「宿泊施設」について
西はりま天文台では、宿泊施設として「家族用ロッジ」と「グループ用ロッジ」の2つが用意されています。
家族用ロッジは定員5名であり、1泊9,200円/人(平日:7,400円/人)から宿泊可能。
リビング、キッチン、バス、トイレに加えて、キャンプサイトも設置されています。
グループ用ロッジでは、1室20名定員(※)、1泊1,200円/人(3歳以上中学生以下:600円/人)で宿泊が可能。
3/21〜11/30まで営業しているデイキャンプ場は、180円/人で利用できます。
※新型コロナ感染症対策のため、現在は定員15人となっています。(2022年12月時点)
西はりま天文台へのアクセス
佐用町観光の際には西はりま天文台で星空を堪能しよう!
一般公開されている望遠鏡としては世界最大規模を誇る「なゆた望遠鏡」。
西はりま天文台では、この「なゆた望遠鏡」で壮大な星空を鑑賞することができます。
ぜひ佐用町にお越しの際には、西はりま天文台へ行ってみてはいかがでしょうか。
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