【町民向け】「さようみん活フォーラム 2023」が開催されました。

さよう みん活フォーラム

2023年2月12日(日)、佐用文化情報センターにて『さよう みん活フォーラム 2023』が開催されました。

みん活とは、「みんなの地域づくり協議会 活力向上プロジェクト」の略称であり、佐用町内に13ある地域づくり協議会が相互交流・情報共有をし、今後の更なる活力向上に取り組む働きのこと。

今年の『みん活フォーラム』では、 佐用・石井・幕山・三河・三日月の5地域からの取り組み発表や、島根大学「さよラボ」による発表などが行われました。

目次

『さようみん活フォーラム2023』発表レポート

さよう みん活フォーラム
さよう みん活フォーラム 2023

地域ごとに個性がある発表でしたが、どの地域も「人口減少」と「少子高齢化」が大きな課題であることは共通していました。

また、この課題を解決できないが故に、更なる問題が起こっていることも、いくつかの地域から発表がありました。

佐用町で「人口減少」と「少子高齢化」から派生している問題

  • 自治会長・役員の多忙化
  • 空き家増加と危険家屋の放棄
  • 農地・山林の維持管理者不足
  • 企業・農業等の後継者不足
  • イベント参加者の減少 など

今回のフォーラムでは、上記項目が『各自治会の課題』として発表されていましたが、これらは「人口減少」と「少子高齢化」の2つの課題から派生した問題であることは明白です。

空き家が増加すると、不法滞在者が定着し犯罪の温床になる可能性があったり、山林の維持管理が行き渡らなければ、洪水や土砂崩れなどの自然災害や鳥獣被害が増加したりと、豊かな暮らしが損なわれる可能性すらあります。

今後の佐用町を考えるならば、「人口減少」や「少子高齢化」対策を行い、住みやすい街を創り、維持しなければなりません。

不審者による治安悪化 | NPO法人空家・空地管理センター
森林保全の大切さ | 三井不動産株式会社

島根大学教育学部「さよラボ」発表レポート

島根大学教育学部 作野広和教授
島根大学教育学部・作野広和教授

「さよラボ」とは、島根大学教育学部・作野広和教授の研究室の分室「佐用サテライトラボラトリー」のこと。

作野教授は、島根県内に5ヶ所の「ラボ(=研究拠点)」を設置されていますが、島根県外で初めての拠点として設置されたのが「さよラボ」です。(2022年4月開設)

『さよう みん活フォーラム』では、「江川の空き家の流動化の可能性について」というテーマで、研究結果を発表いただきました。

江川の空き家の流動化の可能性について

「さよラボ」の研究によると、江川には利用価値が高い空き家が多いものの、「空き家と認めたくない」「利用されたくない」方も多いとのこと。

とは言え、空き家を放置し続けると問題が蓄積するため、「ハウスインスペクション(※)」や「空き家ツアーの実施」、「空き家ワークショップの実施」などを、行政(佐用町役場)と連携して進め流動化を図る必要があるとの発表がありました。

佐用町を外から見ることも、地域の活性化には必要な材料なので、今後も「さよラボ」の皆様には研究を続けてもらいたいですね。

※ハウスインスペクションとは、物件の状態や価値を客観的に把握・共有すること。住宅診断と訳される。

一人一人が意識を持って、地域づくりに取り組む必要あり

佐用町はもちろんのこと、地方の農村部には多くの課題が蓄積しています。

ただし住民一人一人が課題を解決する意識がなければ、問題は悪化する一方。

佐用町が好きな方や、今後の佐用町を心配している方など、佐用町に何かしらの想いがある方は、ぜひ課題解決に取り組む意識を持ってみてください。

さよう みん活フォーラム

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